厚生労働省の令和元年「国民健康・栄養調査」の結果によると、65歳以上の低栄養傾向の者(BMI≦20㎏/㎡)は、男性12.4%、女性20.7%であり、85歳以上に絞ると、男性17.2%、女性27.9%となっています。高齢になればなるほど低栄養状態に陥ってしまうリスクが高いことがわかります。
低栄養とは食欲の低下や、噛む力が弱くなるなどの口腔機能の低下により食事が食べにくくなるといった理由から徐々に食事量が減り、身体を動かすために必要なエネルギーや、筋肉、皮膚、内臓など体をつくるたんぱく質などの栄養が不足している状態のことをいいます。
低栄養の症状には、活気がない、体重減少、骨格筋の筋肉量や筋力の低下、下半身や腹部がむくみやすい、風邪などの感染症にかかりやすく治りにくいなどが見られます。
低栄養を予防・ケアするには、第一に、1日3食をきちんと食べること。高齢になると、1回に食べる量が少なくなるため、こまめに食事をしないと1日に必要なエネルギーやたんぱく質が不足します。
第二に、栄養バランスの良い食事を食べること。菓子パンや、カップ麺や袋麺などの加工食品で食事を済ませず、肉、魚、卵、乳製品や大豆製品などの「たんぱく質」を多く含む食品を毎食のおかずに1品入れましょう。主食・主菜・副菜には好きな物だけに偏らず、多種多様な食品を取り入れることで栄養をバランスよく摂取することができます。
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